偽旅人

　久々におうちの仕事のお手伝いをしました。
中学生が作った短歌を100人分打ち込むという作業なんですが、お題が「故郷」「母」「恋」から選べるようになってたんですね。
なんか会いたくて会いたくて会いたいのに会えないみたいなん？ 恋の歌がぜんぶ西野なんとかちゃんみたいなのはまあしょーがないとして、「故郷」の歌ですよ。
遊びですらまだ地元からほとんど出たことのない中学生に、故郷をテーマにしろってのもまぁかなり無茶な話ではあると思うんです。
出題者としてはだから、地元の美しさを讃える系の歌をよませたかったんでしょうけれど、なぜかみんなみんな「長く遠くを旅している人が故郷を懐かしむ歌」ばっかりよんでんのな！！

「旅に出て20数年、わが子たちはどうしているだろう」
お前誰やねん

架空の旅人の気持ちになりきって詠んだのね、なんて良いように解釈なんかしてやらん。
「よーするにこんな感じに書いときゃそれっぽくなるんだよそれっぽく」って思って書いたに違いないのよがきどもめ。

でも、ツッコんでるうちヒメ姉さまっぽい気分になれて楽しかったです。