基本沈み気味の地味日記
2008
頼まれて、母を映画に連れていきました。
「ぐるりのこと。」
「なんか夫婦の話」
「音楽はAkeboshi」
「梨木香歩の同名エッセイを映画化したわけではない」
ぐらいしか予備知識がありませんでしたが。
観てみたら、ものすごく良かった…!とある夫婦の数年間。安い「再生の物語」とかじゃないのがとても気に入りました。
やですよね。バラバラだった家族が何かをきっかけに再び仲良くなる話って。
「再生」って前提として、一度死んでるわけだからね。
死んだものは二度と元に戻らないからね。だから殺さないようにしなきゃいけないんですよ。
…いや、話がそれました。
主人公夫婦の歴史がぴったり自分達と同じなもので、必要以上に感情移入してしまいました。クライマックスあたり特に。
そうそう、私もあの頃はよくあんなんなって迷惑かけたなー。とか。奥さんああなるとダンナさんはああするしかないもんなのねー。とか。
(お友達がこれから見に行くそうなので、ネタバレしないようにもごもごしてます。はっきりしなくてすみません)
主人公の職場が裁判所なので、事件でつづる平成史のような一面もあってそちらも興味深かったです。
そろそろ「史」が作れてしまうくらい、平成って長く続いてるんですね。
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