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 基本沈み気味の地味日記

2025

0121
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2008

0824
 ハイジが山に帰してもらえました。さめざめ。
 駅を出て、家に帰りつくまででまるまる一話。山の遠さを否が応にも強調するこのシリーズ構成。ハイジおもろい。
 そんでこれでハイジ編は終わりなんですよね。このあと数話のインターバルがあって、そこでペーターが木工得意だとか、冬の家の話だとか、この後の仕込みをやってからクララ編に突入ですよ。無駄がなくて計算されてて大好きだ。


 たしか坂東眞砂子さんの山妣だったと思うのですが(なんか合わなくてそれしか読んでないからたぶんその本だ)作中で集落に住む小さな女の子が、自分と同じ年頃の幼なじみの男の子を見て「ああ自分は大人になったらこの子とどうせ一緒になって、そんでこのままこの村で死ぬまで暮らすんだろーな」って10歳かそこらで人生を見通してしまうシーンがあってですね。
 本の内容なんてさっぱり覚えちゃいないんですが、いっそすがすがしいくらいのその諦観だけはいつまでも忘れられません。
 ハイジとペーター見ていると、この子らもそうやってアルムのお山で死ぬまで暮らしていくわけやね、とそのことを思い出すんです。

 芋づる芋づる。

 
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