擬人化

　というわけでー。擬人化について考える第２回。いえ、覚え書き…てゆーかチラシの裏的な思索なんですけど。

　でも本当に伝わらないんですよ。「擬人化」って。枠の中にいる人になら言わなくても通じることなのにさー。
　以前関西ローカルの深夜バラエティで、オタクなお嬢さんを集めて「から騒ぎ」みたいな企画してて、中のお嬢さんが突然「イタリアは○○なんですよー！」とか多分ヘタリア？(よう知らん）の話を始めた瞬間、仕切りのブラマヨもスタジオのハイヒールさんもぽかーんでしたもん。

　辞書どおりの意味の「擬人化」ってー、例えば犬猫に二足歩行させてキャラクター化したり、無機物に意志持たせて言葉しゃべらせたりじゃないですか。でも、その定義だと、かっこいいお兄ちゃんにしか見えないキャラクターが、どうして「７００系」なのかの説明にはならないみたい。（またしても鉄道を例に。どんだけ好きやねん）
　噛み砕いて言えば言おうとするほど、逆から説明した方がわかりやすいような気がしてきたんですよ。
「７００系を人間に描いた」じゃなくて「人間のキャラクターに７００系から連想される特徴を与えた」って言うほうが馴染む気がするんだ。
　鉄道の「擬人化」ではなくて、人の「擬鉄道化」とでもいいましょうか…。

　そうそうそういう感じ。擬人化じゃなくて擬○○化なんだ。
　自己完結。


　…いや。
　８時間経って読み直すとやっぱりなんかそれも違う気がする。
　辞書の意味での「擬人化」を行った後、それをもういちど人間の形にしてる？
　いよいよわかんなくなってきた。